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井川拓『モグとユウヒの冒険』

¥1,430 税込

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「すごいねえ、ユウヒ君。モグっていう犬、なんか本当に生きている感じがするわ」
「そやろ。モグは毎晩夢のなかでふわふわ言いよんねん」
「ふわふわ?」
「うん。いつもぼくを夢のなかで起こして、そんでわがままな注文ばかり言うんや」
(本文より)

琵琶湖の畔、マキノに住む小学生の兄弟を主人公として、稼ぐのが苦手な陶芸家の父、仕事からの帰りが遅い母、15歳の時に事故で脳の障害を負った"彷徨(うろつ)き"癖のある伯父、そして彼ら家族の記憶の中に生きる愛犬・モグが繰り広げる涙あり笑いありの"小さな大冒険"──子供に向けて、優しい口調で語りかけられるような物語です。

映像制作集団・空族(くぞく)の創設メンバー 井川拓(1973-2011)が、最後に書き残していた幻の傑作。巻末には下窪俊哉による井川拓伝ともいうべき解説「モグと井川拓の冒険」を収録。

『モグとユウヒの冒険』(アフリカキカク)
著者:井川拓
(B6判・表紙カラー/本文モノクロ・184頁)

表紙絵 & 扉絵:伊東佳苗
装丁 & 挿画:髙城青
手書き文字:下窪光海

2022年5月中旬、発売予定
価格:1300円+税

【目次】

プロローグ
第一章 父ちゃんの出迎え
第二章 ハヤのツミレ
第三章 モグ狛犬さま説
第四章 京都のばあちゃん
第五章 蠅取りもち
第六章 父ちゃんのお説教
第七章 遠心力
第八章 ダイボーおじさんの誕生日
第九章 ダイボーおじさんの出迎え
第十章 アサヒの宝物
第十一章 困り者のダイボーおじさん
第十二章 モグ、羊伝説
第十三章 人間さんからしっぽがなくなった訳
第十四章 初雪
第十五章 アサヒの苛立ち
第十六章 ダイボーおじさんの彷徨き
第十七章 疎水縁の行商
第十八章 和代先生との約束
第十九章 冬の台風
第二十章 ユウヒとダイボーおじさんの冒険
エピローグ

解説「モグと井川拓の冒険」(下窪俊哉)

特設サイト
https://africakikaku.weebly.com/mogu_yuhi.html

ためしよみ版
https://bccks.jp/bcck/173784/info

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